これは、講演会の最後に紹介された中山道の楽しみ方として、市川先生からのご提案です。
中山道を歩くときに、その土地の昔話、浮世絵の描かれた場所、歌人の句碑などを調べたり、見たりすることや聴きながら旅をするのも楽しみ方のひとつです。
このほかに、神社の鳥居や彫刻なども興味深いところです。
以下にその一例を挙げてみます。

①宿場や界隈での昔話(調べてみてください。)
軽井沢宿:お北のおふろ 沓掛宿:隠れ里 追分宿:地蔵と心中したお稲荷様 
小田井宿:大晦日の客 岩村田宿:菜っ葉に塩 塩名田宿:火伏せ観音 八幡宿:弥陀の橋
望月宿:瓜生坂 茂田井間の宿:青木原稲荷 芦田宿:赤沼池の河太郎 
青久保宿:不問道祖神 和田宿:和田峠の八房栗
(題名は本によって異なります)
書籍:さくの民話・上田佐久の民話・むかしあったとさ・信州の民話伝説集成(東信版)他

②木曽街道六十九次浮世絵の場所(ここかな?と想像してみましょう。)
講習会に際し、新たに浮世絵の書かれたと思われる場所の選定を行いました。浮世絵は絵の構図を印象的に描いている所もあり、場所の選定は難しいですが、遠くの山々川の流れ等から、訪ねてみてください。(浮世絵の場所と思われる風景)
軽井沢:軽井沢銀座入口ロータリー付近/ 沓掛:宮の前一里塚石碑東付近
追分:笑い坂付近/小田井:小田井南信号北付近/ 岩村田:平塚一里塚付近
塩名田:中津橋東付近/八幡:布瀬川百沢東付近/望月:瓜生坂一里塚手前付近
芦田:笠取峠東付近/青久保:大門川大和橋付近/和田:和田峠人馬施行所付近

③芭蕉など歌人の句碑を訪ねて

④狛犬や鳥居の見比べ